第一章

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今日の天気、めちゃくちゃ快晴! 俺の気分も快晴!! 俺はルンルンで学校へ向かう。 無事に進級も出来たことだし! しばらくは勉強しないでやっていけるぜ♪ 俺は一人でスキップしながら、学校の階段を登る。 お前は今何してるのかって? そんなの決まってんだろ! 職員室へ向かってんだよ! 『いつもより早く学校に来て職員室へ来い!』っと担任から電話がかかってきたのだ。 それで今に至る。 まー大したことはないだろ。 俺はガラッと勢い良く職員室の扉を開ける。 「はよっす! なんの用っすか?」 「お、ちゃんと来たのか。珍しい。 明日は雨だな」 「ひっでぇ!!」 俺を何だと思ってるんだ。 「まぁまぁ、とりあえず進級おめでとう」 「そりゃーあんだけ必死にやったからな!」 得意げににやっと笑ってみせる。 「普段しっかりやれや。 そんな頭の悪い水瀬 夕葉[ミナセユウハ]、特別にしてもらうことがある」
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