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「誰が女顔だと…?
一回お前のその腐った目を取り替えてこい」
バチバチっと二人の間に火花が起きる。
今にも飛びかかる勢いだ。
毎回、こいつと会う度に何故か喧嘩が突発する。
つーか、こいつが人の神経を逆撫でするようなことばかり言うからだ!!
「二人共やめてください。
委員長、大人気ないですよ」
そうやって、困った顔で牽制に入るのは副委員長の志井 幸広[シイユキヒロ]さん。
この人は委員長と大違いで、ほんわかしててこっちまでふにゃっとなる人。
幸広さんが言うなら仕方がない。
俺はしぶしぶ睨むのを辞めて、幸広さんの側に寄る。
「夕葉君は偉いね。
いい子いい子~」
ぽんぽんっと笑顔で撫でられると、イライラした気持ちが治まった。
「そいつを甘やかす必要はない」
不機嫌そうに椅子に座る霧谷にあっかんべーをする。
ふん!
お前の言う事なんてきいてやらねーからな!
「二人とも落ち着いて。
これから夕葉君も新しい仲間なんだから仲良くしてね」
幸広さんの言う事でもそれは出来ない話だ。
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