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久しぶりだから、
痛いかもって心配だったけど。
冷泉さんは大人だ。手馴れている。
全然痛くなかった。
それどころか、恥ずかしいぐらい、
充分に潤っている。
冷泉さんはムダのない動きで、
私を支配していった。
大胆に折り曲げられ、
恥ずかしい姿勢をとらされる。
なのに、全然嫌じゃない。
支配される快感。そんなの、あるの?
こんなに、気持ちいいなんて。
思いもしなかった。
こういうの、何て言うかな。
無我夢中? 忘我の境?
やだ、大仰だよね。クスリと独り笑い。
その笑いを、冷泉さんは
「挑発」と受け取ったらしい。
もっと楽しませてごらん、とか?
とんだ誤解。
冷泉さんの動きが激しく、力強くなり、
私はたちまち翻弄(ほんろう)された。
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