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「はぁ…ホントに今日はついてねーなぁ…って、なんだこれ…?」
ゆっくりと起き上がって俺がつまづいた『何か』をそっと手にとる
「なにこれ…変な箱…と、鍵…?」
手のひらほどのサイズの箱と、その少し離れた位置に置かれてる何かの鍵のようなもの
「こんな道のど真ん中でよく誰も気づかなかったな……って、今夜か」
帰りに交番にでも届けてやるか、と思いながらもポケットにしまいコンビニへ向かう
───この時にまっすぐ交番に向かっていたら、あんな事にはならなかったのだろうか
「えっと…包帯と…固定する奴は…流石にないか」
コンビニについた俺は応急手当するための道具を探している
「最近のコンビニってホントになんでもあるよなー…って、独り言最近増えてきたな、気をつけねーと…」
一人暮らしが長く、独り言が増えてしまった俺…はたから見たら変人なんだろうなぁ…
「…痛み引いてきてるし折れてはねーのかなぁ……ん…?」
そんな時、どこかから声が響いてきた
決して近くではない、だけどはっきりと聞こえる
『全ての鍵が拾われましたー☆只今よりエントリーかーいしぃっ♪』
その声と共に、後ろからまばゆい光を感じた
そっと振り返ると…
──────俺の方へ突っ込んでくる車が目の前に広がった
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