第1章

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青木クンの電話が終わり次第、いつものカラオケ店に向かった。 店に着くと涼が先に店員に部屋をかけあってくれていた。 あいかわらず、真菜が涼の腕にしがみ付いて離れていない。 真菜の横顔をうかがった。 とても嬉しそうな顔をしている。 真菜…… もしかして、真菜は涼のことが…… 自分の気持ちにも、涼の気持ちにも気が付かなかったわたしが、真菜の気持ちに気付くはずない。
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