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「どこからでしょう。」
「上だよ上。」
娘は天井を見上げると。
「あーあ。」
チアキは蝙蝠のように逆さになっていた。
「あんた言葉わかるんだ。」
「伯爵夫人になった気分はどんなものかな。」
「そんなことしてないでパーティーの後片付けしな、あんたここの居候だろ。」
「自分こそ伯爵夫人だろう自分でしなよ。」
「なんですってガキのくせに。」
すると娘はコルセットがきつくなり床に倒れのたうち回った。
「あんたパーティーから3日も寝ていたんだ。」
「えー3日も。」
「あたいがそうした、鍛練鍛練。
あんたを殺すのは簡単さ。わかったら戻って早く片付けな。」
娘は苦しみながら戻って行った。
「必ず仕返しはしてやる。」
その後自分で片付けた。
娘は夜になるのを待った。「誰か鞭の使い手は。」
使用人に聞いて見た。
「俺が得意だけど何をする。」
「あの異国の女を叩いてもらいたい。」
「お安いご用意だ。」
娘は蝋燭を片手に持ちチアキのいる部屋に入る。
「いたいた。」
「叩くのはいいですけど、後でどうなっても知りませんぜ。」
鞭は一振り。
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