第1章

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あなたの母上と姉上は強制収容所に連行されたようです。 あなたも調べが済み次第そちらに移送します。」 「その後、私たちはどうなります。」 「この事件に関わりある以上は母上と姉上が校外に移されたとしても、あなたはオーストラリアかニュージーランド行きでしょう。」 「出発の準備が出来ました。」 「よしこの女を馬車に乗せろ。」 娘は役人たちに馬車に乗せられた。 パート3チアキと魔女 その頃チアキは魔女の手により、他の場所に移されていた。 「うう、じいよわらわは遠い国に嫁ぐのは本当なのか。」 「さようでございます。」 「胸をさらけ出し、ドレスと言う着物来て。」 「さようでございます姫君。 あまり困ること申さないで下さい。」 「チアキを呼んで。」 「呼んで何をなさいます。」 「わらわの身代りにするのじゃ。」 「そんなことしたら。」 「よいではないです。 姫君のためなら喜んで。」 「チアキいつの間に。」 「あたいこれでも忍び、いつでも。 あたいが身代りに行き船を難破させてしまえばそれで済むこと。」 「バカを申せ。」 はっと目を覚めすチアキ。 「夢か、ここはどこ。」
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