第1章

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「私の住まいよ、あなたは大変なワルね。 あなたの刀のことで殺し合いになったわ。」 「刀、あれは母上の大事な形見。」 「大丈夫、私が取り戻しておいた。 返す前に条件が,」 「私もいい加減歳、私の後継者になりなさいとのことつまり娘になりなさい。」 「娘になってどうする。」 「とらあえず役目を終えたら一緒に外国に行きましょう。」 「外国ってどこだ。」 「大西洋と言う海を越えた遠い国。」 「そんな国に行って何をする。」 「あなたは夫と一緒に新しい生活をはじめます。」 「夫、あたいはそんな者は欲しくない。」 「それが役目でこの国に来たのでしょ。 王様の甥と言ってもただの国民と同じで王様の兄弟が愛人に産ませた子供ですから。」 「それじゃこの国の騒ぎは一体何だ。」 「この国の王子は非常に堅実的なのよ。 あなたには偽りの婚礼でだけど、私は少女を王子と結婚させたのよ。」 「この国の都は宮廷がある割には浮浪者が多い。 それは仕事が少ないし税金も高い。 王子はそれを解決する方針で若い議員たちと一緒に仕事をしてるの。」
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