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「何,王太子の妃の身内、いかさまかも知れん。
今キューブリックに聞かれたら大変だ。
私が一度会って見る。」
伯爵は娘に会いに行く。
「これはお嬢さん、私はカリオストリ2世です。
何でもお嬢さんは王太子の妃の身内とのこととお聞きしました。」
「はい、そうです。」
「一つお聞きしたいのですが、ガラスの靴やカボチャの馬車は本当にあったのでしょうか。」
「いいえ、私は見たことはありません。
私たち関知しませんから、本当のおバカさんですの。」
「王太子妃は実の姉妹では。」
「いいえ、母の再婚相手の連れ子ですわ。」
「あー、やはり王太子妃は両家のご令嬢と考えよろしいんで。」
「いいんじゃない、私は知らないけど。」
そこに小さなケーキと紅茶が運ばれた。伯爵は。
「彼女のためにドレスを用意しなさい。」
その間に運ばれた紅茶とケーキを一気に平らげた。
「あなた本当に女なの。」
当然カリオストロはびっくりするが運んで来た女は尚びっくりした。
「朝から何も食べてないんですよ。」
「で。ドレスの色は何色。」
「はい、白いので。」
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