第1章

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「伯爵、この娘ここで本当に勤まりますかね。」 「そう決め付けるもんじゃない。」 「もし、よかったらあれに会わせてみたら。」 「そうか、それは面白い。」 娘は不安そうに。 「あれって誰ですか。」 「今日はあなたのために我が家でパーティーその時に合わせます。 それよりも早く着替えなさい。」 娘は店の女に着替え室に連れて行かれた。 伯爵は他の男に言った。 「あの女言ったこと本当かどうか調べて来い。」 「そりゃー行って来ますが本当に王太子の妃と姉妹関係ならあんな食べ方や飲み方しますか。 大きな金吊るなど期待出来ませんよ。」 「私はそんなのに興味はない。 あの女がどれだけの客にブツを売り付けるかそれが問題だ。」 「それがキューブリック様に知れたら、この店の者は全員終身刑で南の遠い島に送られます。」 「我が国はどうしてイギリスなんかと協定を結んだ。」 やがて店の者は伯爵の指示でシンデレラの生家を見に行った。 娘はドレスに着替えて伯爵の前に現れる。 近代のアメリカやヨーロッパの社交会で女性がよく着たロングドレスだった。
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