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ベッドの下からなにか人型の黒い影の様なものが這いつくばりながら出てくる。
その姿はどこか不思議で禍々しさを感じる。
「お前だろ…?お前がノノを…俺の家族を…殺したんだろ!?」
彼は死体から離れ、黒い影を睨む。
黒い影は両手を刃物に変えて彼に飛びかかった。
彼は攻撃を避けるが、防御で手一杯…反撃など出来る隙もない。
何か他に策はないのかと頭を回すのだが、そんなに上手く思いつくわけもなく部屋の隅に追いやられる。
そして黒い影の刃先が彼の首元に近づく。
「嫌だ!やめろ!死にたくない!」
彼がそう叫んだ時、彼の右手の薬指にしていた指輪が光る。
彼の家が代々伝わる指輪だ。
そして時間が一旦停止したかのように止まった
「おい貴様…私を呼んだのか?」
そこには黒髪の漆黒の少女がいた、
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