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二人の宇宙人はJ'sキッチンでの糖分過多の夕食を終えて、レジデンス茜台へと帰ってきた。
ルケルケ・7・トーはチェリーパイの作り方を聞いて、さっそくアルバイトが休みの日にでも作ってみようと意気込んで。
マンションの階段をあがって、三階を通過したとき、ふと通路に送った視線が人影をとらえた。301号室の前にいたのは、若い女性と301号室の住人、柚木咲哉だった。若い女性は見たことがない。が、そのときはガニガニ・9・ボーテは気にしなかった。
部屋に帰ると、スイッチを入れていた異常感知装置が反応しているのに気づいた。そしてそれは301号室を示していた。
ガニガニ・9・ボーテは、さっき見た二人だと直感した。
すぐさま部屋を飛び出した。
二人はまだ三階の通路にいた。
「その人、人間じゃないだろ?」
ガニガニ・9・ボーテはストレートに言い放った。
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