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「オー、ノー!」
ガニガニ・9・ボーテは両手で頭を抱え、叫ばずにはいられない。
「いったいこのマンションは、どうなっているんだ……」
自分が宇宙人であることを棚に上げて、そうのたまう。
「もしかしたら、まだまだおれたちの知らない秘密があるかもしれない」
よし、と心を決めて、自室を出た。
リビングのテーブルにつき、紙とペンをとる。そして、マシン合成マシンに作ってもらう機械の仕様書を書き出した。
考え考え、書き進めていると、スーパーのアルバイトを終えて後輩のルケルケ・7・トーが帰ってきた。
「ただいま帰りました。あれ、先輩、なにやってんですか?」
「おお、帰ったか。住民調査のための新しい機械を考えているところだ。洗濯物はもう取り入れておいたぞ」
ルケルケ・7・トーがアルバイトで出ている間、少しずつ家事もやりだしているガニガニ・9・ボーテだった。
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