プロローグ

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 もはや後輩の趣味にいちいちツッコミを入れなくなった。すっかり諦観してしまっていて、こうなったら自分ががんばるしかない、と決意を新たにするしかなかった。  先輩も趣味ぐらい持たないと、定年後は寂しいですよ。  そうのたまわるルケルケ・7・トーに対し、「おれの趣味は仕事だ!」と言い切るぐらいである。 「じゃあ、日が暮れたら行きましょう。いやあ、楽しみだなあ……」 「………………」  ガニガニ・9・ボーテは無言で仕事に戻った。
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