エピローグ

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君を守る存在で在りたい。 言い変えると、君が怖い想いをした時には、その傷口をそっと癒してあげられるような存在で在りたい。 とはいえ君が、怖い想いをしてしまう現場にいつも遭遇できるとは限らない。俺はボディーガードでもねーし。警備員でもねーし。 だけど、君が何か嫌な目に遭(あ)った時には。 他の誰でもなく俺ん所に 真っ先に 泣き付いて来てくれるような、 そんな存在で在りたいって思ってんだよ。 おめーが笑ってくれるのなら、俺はどんな事でも言うし? おめーの笑顔の為ならば、どんな『冗談』でも言ってみせるし? だから、どうかお願いだ。 その涙は、 アイツには見せないでくれないか
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