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「観葉植物で仕切られた手前のフロアーはカフェ。
奥に見える少し明るいフロアーは、国内外でセレクトされたアパレルやアクセサリー、雑貨なんかを販売しているんだよ。」
そう言われて店の奥へと視線を向ける。
カフェよりも明るく照明が点されたそのフロアーは、どうやら2つの建物を繋げて作られた空間らしい。
開け放たれた大きな木造の扉は作り物ではなく、何十年も前に作られた倉庫の名残なのだとカウンターにいたイケメン店員に教えてもらった。
「当店はアンティーク&モダンをテーマに、日本国内はもちろん世界各国からバイヤーが仕入れたものの中から厳選した品物だけを店頭で販売しているんですよ。」
そう背後から声を掛けられ思わず振り向く。
そこに立っていたのは1人の男性。
彼の顔を見た瞬間、美智の顔が嬉しそうに綻んだ。
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