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札幌の服飾専門学校に通っている妹の美智。
2学年下の妹は、私とは真逆のスレンダー体型。
そして顔立ちも、私と同じくやや童顔ではあるが目鼻立ちの整った可愛い顔をしていると実姉ながら絶賛している。
同じ両親から生まれたのにどうしてこう見た目が違うのか。
自分の体型が変化しだした高校生の頃から感じるようになったコンプレックス。
私が太った自分の体型を嫌悪するようになったのも、年を重ねる毎にスタイルが良くなっている美智の存在が身近にあったからだった。
「ってかお姉ちゃん!
一体どうしちゃったの・・・?」
美智は私の全身を流し見て、驚きながらも笑顔を浮かべている。
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