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私は美智の反応の意図がわからず首を傾げた。
持病が再発し仕事を辞めた事以外、私の環境はまださほど変わっていないはずだ。
だけど美智は、私の姿を見て何かを感じたらしい。
「何よ・・・?どうしたの・・・?」
嬉しそうな笑顔を見せる妹に、自分では気付かない“変化”の理由を尋ねる。
美智はニコニコしながら「自分で気付いてないの?」と茶化す。
そしておもむろに私の腰に手を当て、納得したかのようにウンウンと頷いた。
「お姉ちゃん、年末に会った時よりもだいぶ痩せてる!
顔がほっそりしたから目鼻立ちもちょっと変わってるし。」
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