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「そんなに変わった・・・？」
全く自覚がない。
服のサイズや体の重み・・・。
どれを取ったって半年前とさほど変わっていないもの。
無自覚な私に反論するように、美智は茶化して私にこう確認した。
「もしかしてお姉ちゃん、恐くてずっと体重計に乗ってないとかいうオチなんじゃないの？
まぁ、毎日見ていれば気付かない程度なのかもしれないね。
だけど今のお姉ちゃん、少し前とは雰囲気が全然違う。」
たしかに言われてみれば・・・。
本当の自分の姿を知る事が恐くて、ここしばらくは体重計に乗る事はおろか鏡すらまともに見ていなかった気がする。
化粧をする時と服やアクセサリーのコーディネートを確認するために鏡を覗く事はあったが、いずれも顔のパーツに注目していたり自分の服装だけに着目していたから。
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