制度の強化

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「…まったく、金持ちは贅沢だな~。」 俺はふらふらっと冷蔵庫に歩み寄ってドリンクを手にした。安物の炭酸のドリンクをコップに注いで一口。ボトルの中には半分くらい残っている。 「あ~、やべぇ。賞味期限今日まで!まあ、いいか少しくらい過ぎても。」 俺は残りのドリンクを冷蔵庫に戻した。 「…さて、今日はどうしようかな~。」 俺は口ではそんなことを言いながらすこいまれるよにパソコンの前に座った。 見るのは人気のアニメ。こうしてみると動画便利なものだ。パソコンを起動させている間に横のスマホが震えた。 「?」 メッセージが届いた。メッセージを送ってきたのは研究室の友達の“稲葉 勝(イナバ マサル)だ。 『明日の研究は休みだって。』 「やった!!」 俺はひとり喜んでいる。 『…で、明日、幹夫は時間ある?』 「…。」 俺は少し乗り気ではないが今日を合わせて今度の月曜日まで四日ある。それを考えると一日くらい使ってもいいかと思い空いてることを素直に教えた。 『明日、バスツアーでビールとウォッカの工場に行こうぜ!費用は6990円だぜ!』 「…相変わらず勝は酒が好きだな。」 俺はスマホを見てほくそ笑んでいる。しかし、俺も酒は嫌いじゃないしそれを知っての連絡だろう。 「さ~て、金をおろしてこないとな。」 俺はOKの返事をして明日に備えて近くのコンビニATMへ向かった。
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