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仕事帰りの美智子を男が待っていた。
「…何度来ても亜季の居場所は教えませんよ。」
美智子は呆れたように言った。
「赤ちゃん出来たんでしょ?
だったら亜季の事、忘れたらどうですか?
生まれてくる赤ちゃんが可哀想。」
「えっ!?」
敦が驚いた顔をしている。
「…亜季から聞きました。亜季の同僚だった人だそうですね。
デパートに2人でいるのを見たそうですよ。」
「まさか、あの時近くにいたのか…?」
「はぁ。じゃあ、話しは終わったので。」
通り過ぎようとする美智子の腕を掴んだ!!
「なっ何するの!」
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