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さて…ここで今までの説明、つか、いろいろ知りたいことがあるだろう?
とか言ってみたが。
俺は誰に話しかけてんだ!
…まあ、いっか☆
てなわけで、俺の名前は、
『天河 彩希』まだ16歳だ!
つまり高校二年生ということだ。
そして今は体育館裏の秘密の告白スポットに居た。
理由は至極簡単なことだ。
告白をうけた。
ただ、それだけのこと。
羨ましい、とか思った?
ぜっんぜん嬉しくねぇよ!!
それには一つすごい理由がある。
それは…
一日に最低でも6人は女の子が告白してくる。
それも他校からもきやがる。
どういう神経なんだ?全く、疑いたくなるぜ…。
てなわけで、女の子からの告白なんぞ、クソ喰らえである。
そしてあの風の力だが…。
この世界には様々な能力を持った人がたくさん居る。
エレメント…つまり、火だとか水とかのことだ。
それを操ったりとか、空飛んだりとか、なんもない場所から武器を出したりとか…。
つまり何でもありな能力を生まれた時から持ってる人たちがいる。
人々はそんな人たちを『神憑き』と呼ぶことにした。
そして、そんな神憑きを育成、指導する学校を『聖・○○学園』と呼ぶ。
つまり、学園名の前に聖がつくわけだ。
ちなみに、我が学園の名は
『聖・中谷学園』だッ!
なんてダサい名前なんだろうか…。
ま、そういう世界というわけだ。
そして神憑きの間では、ある禁忌があった。
それは…
『神憑きは自身の存在を疑問にし、決して疑うことをしてはならない』
ということだ。
これは神憑き同士の間では暗黙の了解になっていて、誰もこの話題を出そうとは決してしない…。
…でも、俺はそういうのがあんまり好きじゃなかった。
「さってと、俺も教室に帰るとすっかなぁ…!」
ちなみにだが。
能力は基本、授業中以外は使用禁止だぞ☆
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