第1章

5/5
前へ
/5ページ
次へ
その時、上空から七色の光が、ダイアンめがけて飛んできた。 七色の光は言う。 「まだ、間に合う」 ダイアンが車に引かれるよりも一歩早く、七色の光が包み込んだ。 ダイアンは車と衝突して、5メートルほど吹き飛んだ。 たまたま、通りかかった一人の男の通行人が、急いで、ケータイで救急車と警察に、 通報した。 青い自動車はひき逃げをしていった。通行人はもう助からないと思ったが、 速足で駆けつけて、ダイアンを安全な場所まで救護した。 通行人が言う。 「おい、きみ、大丈夫か、きみ」 ダイアンは言った。 「だ、大丈夫だ、とりあえず生きてるよ」 それでも、肋骨が2本折れていた。 イエズラは憎しみ、怒りながら言った。 「ぬー、あと一歩であったのに、貴様、何者だ。」 七色の光は、人の姿になって答えた。 「呪いの人形よ、残念だったな、私の名前は、ルドルフ・シュタイナーだ」 イエズラは、憎しみを込めていった。 「光の霊か、おのれ、次はこうはいかぬぞ」 そういい、アスファルトに消えていった。 シュタイナーも、消えていく。 3日前の出来事であった。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加