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雪道を君と歩いて見た月は
真っ赤に輝く大きな月で
そう、僕は君を抱き締めながら
もう絶対に離さないと決めたんだ
そう、月が兎を逃がさないように
満月の夜 僕は君に牙を向けた
真っ赤なジュースは美味しそうで
君の味を味わいたかったのは事実
だけどそうしてしまったらもう二度と
一緒に綺麗な月を見られない気がして
牙を隠して優しいキスをした
やっぱり君を傷つけたくないから
雪と共に消えた残酷な結末
お願い君が僕の牙を抜いて
君を本当に愛しているから
君はずっと僕にとっての花
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