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月光差し込む窓ガラス こんな顔は見ないでと 灯りを消してと君が言う ビックリしたよ、雪が突然 僕のところに訪ねて来たから 誰もわかってくれないのって 悔しそうに僕の胸で泣いた雪 きっとまた辛い思いをしたんだね? だけど僕は君のことはわかってるつもり 僕はずっと君のことを見てきたから フワフワと風に揺れながら迷い キラキラと綺麗な花を咲かせたけど ドシドシと踏み潰されてしまった君 まるで花が散るように君の心はバラバラで 僕はただそっと落ちた花びらを拾ったんだ もう安心してね?君のことは僕がずっと守る また一緒に綺麗な花を咲かせようね 僕は君の手をとってそう誓ったんだ その冷たい手を僕が温めてあげるよ だけど冷たい雪のように溶けてそのまま 消えてしまわないでね?お願い、雪
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