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真菜にはそう映ってたんだ。
涼の気持ちに薄々気付いていた。
真菜は……
涼が好きだったんだ。
そして、わたしに彼が出来たことに寄って、真菜は、なんの気兼ねも無くな
った。
(涼のこと頑張ってみる)
真菜の素直な言葉が頭の中でリフレインして、胸が張り裂けそうになった。
『沙都? 元気ないね。青木クンと何かあった?』
血まみれで倒れていた青木クンが鮮明に思い出された。
今ここで、青木クンの事故のことを話すべきか……
青木クンの今のちゃんとした容態は分からない。
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