第十八章 リミット #2

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近くにあるコンビニに、小さなフードコートがついているという先輩の言葉を頼りに、そこへと移動する スライドドアが開くと喫茶店で嗅いだ香ばしいとは別の香りが鼻をつく どうやら丁度あげたてのフライドチキンのようだ 「何がいい?」 そう投げ掛けられたが先程僕は珈琲を飲んだばかりで水っ腹のため、結構ですと断って、目的地の椅子へ腰をかけた 「遠慮しなくていいのに」 と小さく溢して少し距離のある隣の椅子へと座った先輩は、早速本題を口にする 「瀬菜からは大体聞いてるの?」 「いえ……瀬菜は何も言いませんよ」 「そっか……想像は出来ると思うけど聞く?」 想像……? 万引きに加担してないと瀬菜は言っていたが、先輩の物言いからすると、それ以外に何があるだろう? 「はい」 腰掛けた椅子に座り直して僕はそう頷いた ,
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