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キッチンに戻って、美咲と準備の続きをする。
「ゆいー。これ、切っておくねー。」
「次これやるねー。」
「これは、こうでいいよね?」
一緒にキッチンに立つ美咲の動きは、以前とは比べものにならないくらいスムーズで手慣れていた。
手つきは手慣れているのに…たまに聞こえる
『ギャーー!!』とか
『あーー!!』とか
『あっ!!』は前と変わらなくて…
でもそれが、美咲って感じでしょ?
私と美咲が進めていると、美月さんがソファを立って、キッチンに顔を出した。
「美咲ちゃん、ずいぶんと手際よくなったわね?…それだけ、成瀬さんに作ってるってことだよね?ふふ。」
「そ、そんなこと!…ないですよ…。」
「照れるな。照れるな。」
「照れるな。照れるな。」
美月さんと私で美咲を攻める。
すると、美咲が何かを思いついたように話し始めた。
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