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みんなでハッピーバースデーの歌を歌って、1本のろうそくを森田部長と美月さんが手伝って一緒に吹き消した。
テーブルには美月さんの手の凝った料理がずらりと並んで、私と美咲は目を輝かせた。
招待されたのは4人なのに心音ちゃんへのプレゼントは10個以上あった。
「…どうしたの…?こんなに?」
「…秀一さんと出掛けると、その度になんか目についちゃって…。これと…これは秀一さんが選んだんですよ。」
「ふふ。そうなの。いつもありがとう。」
美月さんはすっごく嬉しそうだった。
セルフタイマーでみんなで集合写真も撮った。
本当に本当に幸せだった。
けれど、
料理をきれいに食べ終わって、ケーキとお茶を味わっていた時だった。
もっと大きな幸せが私たちに降ってきたのだった。
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