幸せのかたち

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俺の家にはベビーベッドやベビーカー。布団にオムツに小さな服。赤ん坊のために準備したものがどんどんと増えていた。 俺とゆいも赤ん坊の性別は聞いていない。 どちらでも大切に育てる。小さな服や布団などは男と女どちらでもいいように白や黄色で揃えていた。 ゆいは腹が大きくなるにつれて、俺に感情の変化があるんじゃないかって気にしていた。 …そんなところが可愛いんだが。 「…お腹が大きくなって、…女性としての魅力はないですか?」 俺は笑って答えたのを覚えてる。 「腹が膨れたって、顔にしわが出来たって、俺はいつだって、いつまでもゆいにベタ惚れだ。」 俺の言葉に顔を崩してよろこぶゆいがまたたまらなく愛おしかった。 だから俺は聞かなくてもわかるんだ。 …ゆいだって、俺にベタ惚れだろう?
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