其の一「最終話:目が回った話」

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昨日も今日も晴天で入道雲を見ていた 怠いくらいの快晴だ、徐に目をそらして 「それ」はどうも簡単に忘れられない様で 失った現状から目をそらしてたんだよ 僕は今日突然に不思議な姿見えて 「無視しようか、妄想だ」 立ち向かわずに 目をそらした 忘れろって当然な対立 強いられて 迷った僕は憂鬱になりそうになって 背高草を分けて滲む太陽睨んで 君はさ、こう言ったんだ 「私の願い叶えて」 騒がしさがノックして 死んでしまった 感情さえも 頭に浮かんでは萎んだ 「幻じゃないのかな?」 秘密基地に集まって 「楽しいね」って単純な あの頃を思い出して 話をしよう 飛行機雲飛んで行って 「悲しいね」って泣いていた 君はどんな顔だっけ なぜだろう、思い出せないな
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