第1章

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景色が歪む 何故だろう この感覚 意識が朦朧とする中で 視界が徐々に広がってゆく 状況が把握出来ないまま ゆっくり ゆっくりと 眼を開けてゆく 霞みがかった視界の中 観えた映像は とても緊迫した状況の 筈が とても穏やかで 何故だか 心地よい 間もなく自ら悟る 現実 まるで 時が止まったかの様な錯覚に陥り 自然と涙が とめどなく溢れる 理解出来ているのに 理解したくない現状 しかし全て これから背負ってゆく 現実
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