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徐々に学校にもなれてきた頃、私は友達もそれなりに出来て
高校生活をenjoyし始めていた
そして、何故か分からないけど、細川君とも話すようになっていた
隣の席の細川君はいわゆる優等生キャラで、運動も勉強もなんでもこなすような人だった
彼は、私のあの恥ずかしい事件を忘れたかのごとく、あれ以来一言もその話を出したことはなかった
そんな彼に、少し恋をしている自分に
おどおどしている毎日でもあった
「佐々木さん?」
透き通る優しい声が隣から聞こえた
(私、この声好きなんだよなぁ…)
そう思いながら彼の方を向くと、彼はニコリと笑い
「なに考え事してたの?」
「ん…、いや、なーんでもないかな?」
「へぇ?そう?なんかニヤニヤしてたけど」
「してませーん!」
あはははっ、とこういう会話をするほどだった
私は、この瞬間が好き
細川くんに笑いかけてもらえるこの瞬間
ずっと続けばいいと、そう願った
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