彼の復讐

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いたずらに 更に奥へと 入りこんできた指先。 敏感な部分を 爪の先で引っかかれ 出かかった声を 呑みこむのに 喉が自然と反り返る。 「あぁっ」 露わになったそこに 噛みつかれ 今度こそ 声がもれた。 震えた声は 悲鳴に近く 自分の声に 羞恥心が煽られた。 私がそう 感じてしまうことも この人はわかっていて 仕掛けてくるのだ。
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