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口の中にティッシュやタオルを詰め込むという手段もあるが、それだと口の中が気持ち悪くて集中できない。
今は、どれだけ耳をすませても何も聞こえない。
今なら誰もいない。
そう確信すると、ナツメは洗面所に向かった。
ドアを閉め、布製の下着収納ケースを開ける。
一番下の引き出しにナツメの下着が収まっている。そこには、謙介と会ったときに身につけていた淡い水色のショーツもある。
奥に入っているショーツを掻き分け、見た目には口紅のようなスティック型のマッサージ器を取り出した。
ナツメはドアにもたれかかり、グレーのスウェットパンツを膝の位置まで降ろした。
ショーツの上から熱を確かめ、先に指をショーツの中に侵入させる。
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