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*蓮side*
朝、めざましの音が聞こえていつもの定位置を探す
蓮「……?」
手に当たらなくて、仕方なく掛け布団を横に避けて起き上がるといつもより目線が低いことに気づいた
蓮「…あ」
そういえば、昨日は大神をベットに寝せてソファーに寝たんだったっけか
めざまし時計が鳴り終わってからそのことに気づいて、背伸びをした後目線をベットの方に向ける
蓮「…?」
いるはずの大神がいない
ってか掛け布団もない
ここらで一気に眠気がぶっ飛んで、立ち上がろうとし………た
蓮「………ッッ!////」
一気に体温が上昇した
さっき避けた掛け布団、それがベットにあったものだと気づいたのはそのあとだった
蓮「な…んっで、ぁ…?」
俺が見たのは、掛け布団の下で気持ちよさそうに眠る大神
それはいい
なんというか、ありがとうございます、だ
だけど、
蓮「なんで…裸なんだよ…!!///」
昨夜の狼姿は消えて、黒髪の綺麗な人間姿の大神がそこにいた
朝日が差し込んでキラキラと光るところに白い肌に、白い掛け布団が腰のところから掛けられていて、それもまたなんとも言えない気持ちになる
スウスウと寝息を立てながら胸のところが上下する
蓮「……ッ」
それだけなのに、熱が一箇所に集まっているのを感じた
もう、そこらへんから俺の行動は早かったと思う
急いで、掛け布団で大神をくるんでソファーに寝かせる
抱えたときの人間の重みっていうのも、酷く心拍数を上げるのに十分で心拍数で大神がそれで起きるんじゃないかと心配になった
急いで寝かしたあとは、部屋の外に直行
何も考えないでトイレと洗面所に行ってすることをしてから、大神が起きるまで無心で手間のかかる朝ごはんを用意した
テーブルについて一緒に食事
蓮「……はぁぁぁああああ…」
白「?」
蓮「なんでもねぇ……」
白「?蓮の朝ごはん、すっごく美味しいね!!」
蓮「///!!……オゥ」
なるべく、キラキラとしたその笑顔を見ないようにしたが…あぁ
大神が愛おしく感じて、もうダメだな、と実感した
end
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