看病

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 ソラリス時代に相談に乗って貰っていた時のように、いつものファミレスに入り、悟さんはアイスティーを、私はハンバーグを頼んだ。  いつもと違うのは、私がとても穏やかな顔をしていること。 会う度に何かしらの大きなトラブルを抱えていたあの頃と比べたら、嘘みたいだ。  ザックリと切り分けたハンバーグを大口で美味そうに頬張る私を見て、悟さんが 「いい顔になったね……!」 と、心底嬉しそうに喜んでくれた。  あの頃と違い、今の私は大量に発生していた白髪も、頻発していた頭痛や下目蓋の痙攣もない。 「でしょうっ?! あの頃からはこんな日が来るなんて思わなかったですよ! ホントに……こんなに幸せでいいのかって怖くなるくらいに……」  私の不安を察したのか、悟さんは『これでいいんだよ!』と、今の私を肯定してくれた。  そんな優しい悟さんと接している内に、私は藍田さんの件を打ち明けたくなってしまった。 今まで散々甘えてきたのに、これ以上迷惑をかけてはいけないと思いつつも、この思いを聞いて欲しいと泣いている自分がいた。
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