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非常識なことをして藍田さんに嫌われやしないか?
そして、営業と思われないかが怖かったのだ。
もし営業と思われれば、私が断腸の思いでニサンの名前を出さずにした挨拶が、唯の建前や営業トークへと変貌を遂げてしまう。
それだけは、嫌だった。
そこでハル達にこの行為を客観的に見て貰い、問題ないようであれば内容も一緒に考えて貰おうと言うわけだ。
巻き込まれたハル達は堪ったものではないだろうに、二人の顔はどこか嬉しげで、とても温かった。
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