微熱の終わり

だから私は……

　不思議とショックは受けなかった。
あれだけ緊張しておきながら、今一つ藍田さんに自分の書いたメッセージが届いたと言う自覚がなかった。

　ダメ元で送ったメッセージなのだ。
期待せず、今までと同じ日常を送ろう。