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翌日も私は携帯の画面を見ては一喜一憂を繰り返した。
それを積み重ねる内に、ある不安がボタン雪のように募ってきた。
もしかして…………退かれた……?
この仮説があまりにも現実的で、思い付くと同時に居ても立ってもいられなくなった。
どうしようどうしよう……!!
こんなんだったらもっとよく考えて送るんだった!!
昨日のあの多幸感はどこへやら。
今度は今年に入って一番焦り始めた。
また焦って何か行動してもロクなことになるまい。
仕事を終えて帰宅すると、私はハルに電話した。
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