得体の知れない恐怖

12/26
前へ
/395ページ
次へ
『何でそんなに知ってるんですか?』 そう聞きたかったが、中田さんが敵か味方か解らない今、中田さんの話を肯定するような返しはマズイような気がした。  私は慎重に言葉を選びながら話した。 「それは……何方から聞いたんですか? 」  私が質問すると、中田さんはやや勿体振った様子で話し始めた。 「実はさ、ソラリスに行かなくなった後、僕…… 良子さんのお店に行ってたんだ。」 りょうこさん………… 良子さんっ?!
/395ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1705人が本棚に入れています
本棚に追加