それぞれが背負ったもの

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 良子さんの一言は、私をあっという間にパニックに陥れた。 「ちょっ?! ちょっ! ちょっ! ちょっ?! 待っ……!! それって……?!」 「そうそうそうそう! そう思うでしょっ?! 」 まさか コ・ロ・シ・た……? いやいや! いくらアゲハさんでも…… すまん、言い切れぬ…… 「だって、アゲハさんってそのパトロンに六百万の借金抱えてたんですよねっ?! 」 「え?! マジでッ?! それヤバくないっ?! 」  どうやらこれは良子さんも初耳のようだ。 しかし発信源があの探偵魔王なので、確かな情報だと思って違いはないだろう。  今度は良子さんがまた情報を提供してくれた。
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