第三話

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居た堪れなくなった俺は、勢い良くその場から立ち上がる。 「お前らにはパンピーな俺の気持ちなんか分かんねーよ!もう戻る!」 なんて。 ちょうどいいタイミングで抜け出せた。 実はちょっと、いやかなり。 心臓がドキドキして気が気じゃなかったから。 「あ、俺も。」 え! お前も来ちゃうの? 立ち上がった広田を尻目に、俺は待つ事なく食器を返却口へ持って行く。 「ごちそーさま。」 調理場にいるおばちゃんにお礼を言い、そのまま急いで食堂を後にした。 嫌な予感がする。 てか、絶対。 「ーーーー恭平。」 俺の肩を掴み、強引に自分の方へ振り向かせる。 「………で。本当の理由なに。」 ほらな。 こいつは、そういう奴なんだ。
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