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「あ……」
暫く押し入れの中を片付けていた銀時の目にある物がとまり小さく声を出す。
そしてそのある物を手に取り、フッと微笑みながら見つめた。
そのある物は、布で綺麗に包まれている細長い棒状の物だった。
「懐かしいな……」
銀時が呟いた後、後ろから新八と神楽の声が聞こえてくる。
「全く…台所を爆破して片付けるなんて聞いたことないよ……」
呆れた声で新八が言えば、直ぐに神楽が言い返す。
「でもキレイになったネ!!なにもなくなったアルヨ!!」
「それキレイになった訳じゃないから!!爆発で吹っ飛んだだけだから!!跡形もなく消し飛んだんだから!!」
「あ!!銀ちゃん!!」
新八のツッコミをスルーし、神楽は銀時に駆け寄る。
「そんな所で何してるアルか?私が一生懸命片付けしてる間サボってたアルか?」
「サボってません~!!銀さんは大人だからちゃんとやってました~!!」
神楽の問いに軽く答える銀時。
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