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「いやサボってましたよね…ジャンプ読んでたじゃないですか」
新八の的確なツッコミにも動じることなく、銀時は言い訳をする。
「違いますぅ~あれはサボってたんじゃありません~!!俺の頭の中のジャンプの記憶を整理してたんですぅ~」
銀時の言い訳にも呆れる新八。
「で、何してたんですか?」
呆れながらも銀時に聞く。
「あ?あぁ…押し入れの中片付けてたんだよ。必要ねぇ物とかあったら捨てようと思ってよ」
「成る程…それで押し入れの前にいたんですね……って、銀さん…それ……」
そこでようやく気が付いたのか、新八が銀時の手にある物を見る。
「あぁ…これか?」
一度手に持っているある物に視線を落としてから、銀時は新八を見て言う。
「オメーなら何かわかるだろ?」
丁寧に包まれた細長い物。
中身は見えないが、新八にはわかっていた。
「刀……ですか?」
「正解」
新八の答えにそう言うと、銀時は布を開き、中の刀を取り出した。
「すごい……」
刀を見た新八は思わず言葉を漏らす。
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