第1章

13/29
前へ
/29ページ
次へ
「ただいま」 8時過ぎ、旦那が帰ってきた。 「未来のお風呂どうする? 私入れてもいいけど?」 旦那は未来とお風呂に入るのを嫌がらない。 ゆっくり入りたいはずなのに、嫌な顔一つせず入ってくれる。 育児には積極的に参加してくれるのでかなり助かっている。 友達に言うと、必ず羨ましがられた。 格好よくて、優しくて、仕事が出来る――― 絵に書いた様に出来た旦那。 そんな風に映っているようだ。 いいんじゃない? それで。 ホントの事だし。 友達が向ける羨望の眼差しは悪くない。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加