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「俺、入れるからいいよ」
「ありがとう。助かる」
短い会話の後。
寝室で着替える旦那の様子を伺った。
いつものように、スーツを脱ぎ、ハンガーに掛ける。
財布と携帯をサイドボードの上に無造作に置く。
「何?」
私の視線に気付いたのか。
「ううん、何でもない。少し痩せた?」
「あーそうかも。後で測ってみるかな」
「忙しいの?」
「そうでもない」
「なら…いいけど」
スエットに着替えた旦那が目を輝かせて未来を呼ぶ。
「未来?いい子にしてた?
ただいま」
未来を抱き上げて頬っぺたを摘む。
喜ぶ未来。
笑い声を上げて催促している。
「お風呂入るぞー」
未来を私に預けて浴室に向かった。
しばらくして声が掛かる。
「連れてきてー」
「はーい」
未来を裸にして浴室へ連れていった。
「お願ーい」
「はいよ」
浴室のドアを閉めて深呼吸をした。
今夜の儀式。
寝室へ向かった。
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