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「あっ、ウノ、深い……ダメ……!」
「ダメ? どうして?」
「もう……また……! あぁ……!」
肩に置かれた手に力が入り、爪が食い込む。
その痛みすら甘く愛しい刺激となり、正気を蝕んでいく。
細い腰をしっかりと支え、夢中で打ち据え導いた果ての先で、僕はいつも、虚空に精を放つ。
アンの全てが満たされた事は、今までに一度もない。
もしもこの状態で結晶してしまったら、その先に待ち受けるのは不幸しかない。
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