Prologue
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「プロポフォール、静注開始しますよ。」 「ちょっと待ってください!」 麻酔科医を制したのは、彼女の唇が微かに動いたからだった。 マスクをずらして寄せた私の顔を、管の繋がれた手でそっと撫でて、二人の生まれ育った国の言葉で、一言だけ愛を告げる。 それが私が耳にした、彼女の最後の声だった。
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