Nameless song
2/33
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
2792人が本棚に入れています
本棚に追加
/
36ページ
歌が好きだった。 彼女の歌う、名も知らない曲が。 「……それ、いつも歌ってるね」 乱れた後の気だるい空気の中で、歌いながら着衣を整える背中に声を掛ける。 するとアンは、鈴を鳴らすような軽快な笑い声と共に振り向き、はにかんだ笑顔をこぼした。 「あたしも知らないの。 小さい頃に聴いた憶えがあるだけ」 「僕はアンが歌うのしか、聴いた憶えなんてないんだけどな。 不思議だね」
/
36ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
2,792
スターで応援
2,605
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!